2010年09月02日 2:32 PM
花ことば 色あせぬ恋‐幼児よりの友誼・虚飾
この花は、秋を代表する花のひとつとされ、各地で栽培されていますが、近年の品種改良が進み、初夏からでもけいとうの花
を見られるようになりました。熱帯アジア(インド)原産といわれますが、不詳。日本へは中国を経て渡来したといわれますがその時期はかなり古く万葉集の中に、古名「からあい」を詠んで
「秋さらば移しもせむとわれ蒔きし韓藍(からあい)の花を誰か採みけむ」
とあうて、一三〇〇年代にすでにわが国で作られていたことになります。江戸時代になると、かなり園芸種としても作られたようで、当時の画家尾形光琳(一六五六年~一七一六年)の草花図屏風の中のけいとうは、かなり現代種に近づいています。江戸時代「大和本草」に「鶏頭花」(けいとうげ)また、「本草図譜」には「鶏冠」(とさかけいとう)「さくわりけいとう」「やりけいとう」「にしきけいとう」「ちゃぼけいとう」などとあり、この花の種類の多さを知ることができますが、けいとうは鶏頭で、おんどりの「とさか」の形ににた花冠の色、形から名づけられた名前でしょう。切り花によく使われる久留米系のけいとうは、終戦直前に九州八女市の人に依つて、インドから持ち帰り、久留米市にて栽培された事で久留米けいとうと呼ばれていますが、この品種の出現によって、従来のとさか系の切花種は姿を消してしまいました。現在ではこの2種のほかにプリモーサ系花冠は柔らかい羽毛が集まったようで形は花種状、トサカにならない。チャイルヂー系、玉咲き。玉ケイトウ。夫々矮生0種等あってその種類の実態は知り尽くせないほどです。育成には高温を好み多湿に耐え綿国の夏の気候に良く育ちます。
一見花のように見える花冠は茎の変化したのものでその下に小さい花がかくれるように開花します。黒光りする小粒の種子がこぼれる頃になると、その部分がはっきりわかります。色もとりどり赤、白、黄、ピンク、等 活け花花材としても季節の中で一度は活けてみたくなる花です。
かつて、インドのシッキム州の州都ガントクの州立植物園の周辺で、半ば野生化したけいとうの群生を見たときには「ここが原生地かな」というような感を抱いたのを忘れません。やはり熱帯の花なのだと思います。
1982.09.01
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